無題

先ほど、マーガレットが永眠しました。

暑い夏でしたが、足腰が弱って来ているとはいえ食欲旺盛で
これは5歳の誕生日を元気に迎えられるな～と
つい先日まで思っていましたのに。

一週間ほど前から食欲が落ちてきて、
ここ2，3日は特にがたっと落ちていたものの
ほとんど食事に手をつけないことは今までにもよくあったので
そんな感じで見ていたのですが、
ここの所増えすぎだった体重が昨晩はがたっと落ちていて

そして今日
ぐったりしている様子のマーガレットさん。
暑いし…と思いながら覗き込むと
べったりと赤いもの。
血尿？怪我？とあわてて覗き込むと
ぶっくりと腫上がった舌が口からはみ出ていました。
舌を噛んでしまっている様子で、とにかく今までにないレベルでぐったりしている。
目も乾いているような様子。
とりあえず急いで病院に、と用意しつつとりあえず
シリンジで口元に水をたらすとぺろぺろとはしますが
歯が舌に食い込んでいるように見えるような状態。
大きく腫れて、はみ出したまま。
そっとキャリーに寝かせて、保冷剤をタオルで来るんで
子どもを抱っこ紐にいれて
自転車を飛ばして病院へ。

口の中を見る前に、お腹に、腫瘍がある、と指摘。
獣医さんがみれば見ただけでわかるようなものらしい。
見慣れた姿では言われてみれば…というような感じで。
その奥にもあるとのことで、気づいていないだけで
お年を召した、としか思っていなかった
マーガレットさんの体は相当蝕まれていた。

そして舌。
真ん中あたりを思いっきりかんでしまっていて
腫れて、化膿しているという。
｢高いところから落ちたりしたのかも？」といわれるけれど
ケージ内の段差はせいぜい床からホイール、3センチくらい。
えさや水ボトルをかじるときとか…？
そういえば最近、ボウルにまだ水があるのにボトルをがじがじやっていることがあるのが
ちょっと気になってはいたけれど…？
とりあえず原因は不明。

先生が口をこじ開けたりしているうちに
圧迫されているところが取れたのか、腫れは大分引いてきて
真っ赤だった色もマイルドになり大きさも普通に近づいたけれど
口の中にはまだ収まりきらない感じ。
これは痛いから、と
止血剤と、抗生物質と、痛み止めとビタミンなどが入ったものを処方してもらう。
病院でスポイトで水をたらされても無反応だったのだけれど
家ではぺろぺろした話をしたら、大丈夫だろうと。

えさの相談もしたら、リチャのときにも出してもらった缶詰を水で溶いて
ポタージュのようにしてシリンジで与えるように指示される。

舌が治っても、先ほどの腫瘍の話だと
先は長くないんでしょうか、と、尋ねる。
なんという言葉だったかはよく覚えていないけれど、そうですねというような返事。
ただ、舌が痛くて何も食べられないというのはかわいそうだから
そこを何とかしてあげましょうね、と。

鼻先をなでて励ましてもらう。

抵抗する様子はまったくなくされるがまま。

帰ってきて、早速もらってきた薬を水で溶いて
シリンジで口にたらす。
うまくは飲めず、こぼしながらだけれど
ここではちゃんと「ぺろぺろ」とする。
病院に向かったときよりは元気になった様子で
目も潤っていて、一安心する。
しっかり無理せず舌を治して、
もう少し長生きしようね、と、5歳の誕生日を一緒に迎えようね、と思っていた。
「マーガレットさん舌を噛む」と言うと笑い話のようだけれど
全然もっと事態は深刻で…とブログに今日のことを記録して回復までの経過を記そうと
思うくらい、このときは回復に向かっていると感じていた。

薬+αの水分を取らせた後そのままキャリーで涼しいところにいてもらう。
家の仕事もろもろを済ませて一段楽したときに
薬の効果が出て、少しは良くなっているといいなと思いながら
またシリンジで水をあげようとすると
ぺろぺろが力なく、思ったよりずっと容態が悪い。
か弱い、か細い感じ。
いつもと同じ環境のほうが落ち着くよね、と
血のついたケージを掃除し
もらってきた缶詰を溶いてスポイトにつめ
さあ、とキャリーのマーちゃんをてにとると
…なんだかおかしい
今日は弱っていて全然抵抗しなかったけれど
それ以上に。
あせって鼓動を感じようとするけれど、それもない。
いつものように目を開いて、いつものようにかわいいマーなのに
そこからはすでに命が消えていた。

舌は目立つものだったけれど、きっと二次的なもので
食欲の落ちたここ数日
きっとマーガレットさんの体はもう限界に来ていたのだろう。
痛かったのかもしれないね。
それでも、1日に2，3回転という数字でも、ホイールに乗るのはやめなかったね。

最後は痛み止めが効いて、少しでも安らかに逝けていたらいいな。
重さのなくなった体で、往年のあの軽やかな足取りで
天国まで、駆け上がっていてほしいと
不肖の飼い主は、ただただ願うのです。

ひとしきり泣いて、気持ちの整理と、記録と
ご報告のために、書かせていただきました。
乱文をお許しください。
いままでマーガレットさんのこと気にかけていただいた方々
本当にありがとうございました。

マーガレットも、リチャードも、本当にかわいいいい子達でした。
皆様のハリネズミが、少しでも長く、健康で、元気に暮らせますよう
心からお祈りさせていただきます。
ありがとうございました。